新型コロナウイルス流行第５波が下火となってきましたが、入境制限の緩和に伴って変異種ウイルスＢＡ．２の市中感染が初めて発見されたことが分かりました。

△頭條日報
２１日付香港各紙によりますと、１組の夫婦が５月初めに米国から香港に到着した後、検疫完了後１２日目にコミュニティー検査センターでオミクロン変異種ウイルスＢＡ．２．１２．１に感染していることが確認されました。

検査センターが行ったゲノム解析によって、同夫婦が宿泊したセントラル蘭桂坊九如坊酒店の上層同室に宿泊した親子（ネパールから入境）も感染し、うち３人のゲノム配列は同じことが分かりました。

政府専門家顧問の袁国勇氏は２０日に現場を視察し、同ホテルで煙突効果によるウイルスの垂直伝播が発生した疑いがあるものの、２組の患者のうち誰が感染源かはまだ分からないと言及。

また、ワクチン接種を完了していればＢＡ．２．１２．１ウイルス株はある程度対応できるため、大規模な感染流行は発生しないとの見方を示しました。
参照：２０日付頭條日報