◆密輸船があて逃げ、女性指揮官が殉職
屯門の沖合で密輸船と衝突し海に投げ出され、9月25日から行方不明になっていた水上警察の女性指揮官が殉職したことが分かりました。
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△星島日報
27日の香港メディアによりますと同日早朝、ランタオ島の二澳の海で女性の遺体が発見され、高級督察(シニアインスペクター)の林婉儀さんであることが確認されました。
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△林婉儀さん:星島日報
林さんら捜査員は密輸船を追跡中、密輸船が故意にぶつかってきたことによりボートが転覆し、4人が落水。

うち2人は自力で浮上し、1人は救助隊に救助されました。

いずれも負傷しており病院に搬送され、現在も入院して治療を受けています。

林さんも救命胴衣を着けていたのことですが、不明から24時間以上が経ち、帰らぬ人となりました。

37歳の林さんは2007年に香港警察に入隊し、叩き上げながら10年には高級督察へ昇進。

17年に水上警察へ異動になり、自身も船舶の運転免許を所持しているという林さんは数々の事件解決に貢献しました。

指揮官として辣腕を振るい、最近では、20年9月に新型コロナ感染拡大から飼い主がペットの犬猫を密輸業者に依頼して密航させた事件を摘発するなど活躍していました。

当局の資料によると、2017〜19年の3年間に摘発によって逮捕した密輸犯は毎年平均約32人に上りますが、今年は1〜8月だけでもすでに46人を逮捕しました。
参照:27日付星島日報
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