◆貧困層高齢者、半数がワクチン接種せず
ある調査で、貧困層の高齢者の半数が新型コロナウイルスのワクチンを接種しないと回答したことがわかりました。
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△星島日報
これは、香港社区組織協会と香港老人権益連盟が今年3〜5月に、深水埗に居住する貧困層の60歳以上の高齢者約200人を対象に行った調査したもの。

調査の結果、回答者の50%がワクチンを接種しないと回答し、30%が接種するかどうか検討中と回答しました。

そしてこの両者を足した80%のうちの半数が、健康評価を受けた後ならワクチンを接種すると答えました。

また、回答者の80%が低所得者向けの健康サービスの使用について積極的ではなく自主的にサービスを求めておらず、70%はこれまでに一度も公営の健康サービスを使用していないと回答。

このほか、定期的な身体検査を受けていないと答えた人は回答者の90%以上に上り、このうち40%余りが検査費用が負担できないと回答していることも分かりました。

香港社区組織協会では、低所得者向けの健康サービス改善が高齢者のワクチン接種率を向上させると指摘。

政府に対し、高齢者のための健康相談を行ったり、官民が協力して健康診断の支援について提案しています。
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