◆全人代、「香港の選挙制度」改善を可決
全国人民代表大会(全人代)で3月11日、「全人代の香港特区選挙制度改善に関する決定(草案)」の議案を可決しました。
関連記事:全人代、香港の選挙制度改革を審議
_2021031115482021456
△星島日報
議案は賛成2895票、反対0票、棄権1票で可決。

決定内容は9条にわたり、公布とともに施行します。

行政長官の選出などを行う選挙委員会は
(1)工商・金融界(2)専門業界(3)低所得層、労働、宗教など(4)立法会議員、地区組織代表(5)全人代香港代表、全国政協香港委員、全国的団体の香港メンバーの5分野1500人で構成となります。
IMG_6046
また、行政長官候補は選挙委員会の委員188人の指名を必要とし、5分野それぞれの委員が少なくとも15人が必要となります。

さらに、行政長官は選挙委員全体の過半数の支持を得ることが必要となります。

立法会は90議席に拡大し、選挙委員会選挙、職能別選挙、直接選挙の3つの方式を通じて選出。

新たに香港特区候補資格審査委員会が設置され、選挙委員会の委員候補、行政長官候補、立法会議員候補の資格を審査・確認となります。
参照:11日付星島日報
IMG_20200708_174310-1280x720
☆創刊1987年、日本語新聞「香港ポスト」は、香港、中国本土の政治、経済、社会ニュースを毎日配信
☆PDF版ダウンロードはこちらから
☆香港内の主な配布先はこちらから