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リサイクル促進!旧正月に飾る桃の花、お正月が終わったら…?
ビクトリア公園で開催されていた花市が2月12日午前零時に終了しました。
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景気が悪い中で多くの出店者が値下げセールを行っていたため、売上高は例年の30〜50%減少。

ある生産農家は今年の売り上げは予想以上と指摘しているものの、花市の規模が縮小されたため売上高は約30%減少したと嘆いていました。
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△ツノナス(五代同堂)は花も葉もなく枝に黄色い果実がなっている植物。実に五つの突起があることから、
家族五世代が一堂に会した様子に見たてられる。また子孫繁栄を願うものとして飾られる。

花市会場では色とりどりの花が売られていましたが、旧正月に最も欠かせない花として知られるのが「桃の花」。
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△できるだけ花が大きくつぼみが沢山ついているものを選ぶのが基本。
ですが、この桃の花、旧正月が過ぎたら大量に廃棄処分されることが以前より問題視されていました。

こうした状況を少しでも緩和させようと、環境保護署は旧正月に飾り付けた桃の花の回収プログラムについて発表しました。
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回収された桃の花は植栽や堆肥として再利用されるなど、資源リサイクルに回されます。

今年の桃の花の回収日は2月20~27日

場所は屯門環保園の中央収集ステーションおよび各地区収集所52カ所(ゴミ収集所37カ所を含む)で実施します。
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昨年は地区収集所は43カ所でした。

回収するのは桃の花のみで、花と一緒に飾った紙製の正月飾りやテープなどは事前に取り除くことが必要となります。
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△黄色い実が沢山なる様子から実を黄金に見立て、縁起が良いとされる。
環境保護署は、キンカンなどの小さい植木鉢は家庭で植え替えて育てることや、正月飾りなどとともに保存し、翌年再利用することを奨励しています。

ちなみに、昨年の天然木のクリスマスツリーの回収プログラムでは、約3000本の回収、ゴミ埋め立て場の30ヘクタール分のスペースを節約することができています。

環境保護問題の意識がまだ低い香港社会で、政府はリサイクル運動の推進に力を入れています。
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