◆JETRO香港オフィスが日本企業の商品展示場に
新型コロナウィルス流行で香港と日本のオフライン取引活動が停止しているなか、ジェトロ香港事務所長・高島大浩氏は、香港と日本のバイヤーや販売者にとって、新たな販路開拓や新規顧客へのアプローチ、新たなメーカーや商品の発掘ができないことが最大の難点だと指摘しています。

△香港経済日報
こうしたなか、同機構は昨年９月にオフィスの受付を改装。

元々の蔵書スペースを日本食品のサンプルを展示するショールームに変え、バイヤーとサプライヤー間のビデオ会議に通訳サービスを提供しています。

これまでに２００社以上の日本企業の商品が展示され、日本食品輸入業者約１００人が訪れているとのことです。

また日本食品の香港への配送が、輸出用コンテナの不足で遅れていることがわかりました。

同機構が日本の食品輸入業者に問い合わせたところ、平均的な配送日数は以前よりも５～７日ほど長くなっているとのこと。

一般的に輸出用コンテナで配送される食品は、加工食品やリンゴなどの根菜類や果物など賞味期限が長いものがほとんどのため、同機構では、コンテナや貨物船を早期に手配することで、配送の手間が省ける可能性があるとも指摘しています。
参照：１０日付香港経済日報