香港ー最新情報
◆米国の「香港製造」禁止をWTOに提訴
米国が先に香港で生産された製品を米国に輸出する際に「香港製造」ではなく「中国製造」のラベルを張るよう要求したことに対し、特区政府は世界貿易機関(WTO)に提訴しました。
i_src_040334030
△星島日報
特区政府商務及経済発展局の邱騰華・局長は30日、「香港と米国はともにWTOのメンバーであるため、双方はWTOの規定を順守しウィンウィンの関係を確立しなければならない」と指摘。

特区政府は現在の米国側の新規定についてWTOの紛争解決システムに基づき米国に対する提訴の処理を正式にWTOに要求したことを明らかにしました。

香港の返還以来、初めて能動的に直接WTOに他のメンバー国を提訴することとなります。

香港側は米国側に新規定についての協議も要求しており、米国は協議の通知が提出されてからWTOの稼働日10日以内(11月9日まで)に回答し、30日以内(11月30日まで)に香港と協議しなければなりません。

双方が60日以内(来年1月4日まで)に協議を通じて紛争を解決できない場合について、邱局長は「特区政府はWTO紛争解決機関の下に専門家チームを設置して紛争審議を要求する権利を持っている」と説明しました。
参照:
10月31日星島日報