香港上海銀行（ＨＳＢＣ）と交通銀行は中国本土にフィンテック企業を設立したことを発表しました。

△星島日報
交通銀行は９日、交銀金融科技公司を８月下旬に設立したと発表。

グループのフィンテック事業の発展に向けて人材面を強化します。

またＨＳＢＣ傘下の匯豊保険（アジア）は上海自由貿易区臨港新片区に匯豊金融科技服務公司を設立したことを発表しており、年末までの開業を目指しています。

同社の初期の重点事業には、個人資産運用の企画面での各種ツールの研究開発、企業が職員向けに使用する福利・健康管理プラットホームの研究開発、ユーザー向けデータ整理サポート、データセキュリティーとプライバシー保護を前提にしたデータサービス新製品の研究開発などが含まれます。

ＨＳＢＣは本土での投資を絶えず増やしており、年初には１億５０００万米ドルを投じて広州・南沙に世界でも最大規模のトレーニング基地建設を発表した後、５月初めには匯豊人寿保険の残り５０％の株式を買収、７月には本土でフィンテックサービス企業を設立することを発表していました。
参照：１０日付星島日報