◆店内飲食禁止で、路上やトイレで食事も
新型コロナ流行第３波を受けた防疫措置強化で２９日から飲食店では店内飲食が終日禁止となりましたが、街頭や歩道橋などの公共の場ではオフィスのない労働者や家のない人たちの食事場所となり、街では至るところで食事をする人があふれました。

△香港０１
ある清掃員労働組合は当局が実際の状況に配慮していないと批判し、一部清掃員はトイレで食事をしなければならないと明かしました。

また、建設業団体は現場作業員が雨の中でも空の下や路上で食事をしていたと指摘。

会員会社には食料を調達して作業員に交代で食事させるよう要求しました。

△香港０１
香港特区政府は２９日夜、緊急プレスリリースを出して新措置が市民に不便と困難をもたらしたことを認め、１９カ所のコミュニティーホールまたはコミュニティーセンターを市民の食事の場として開放すると決定。

特区政府本庁舎も３０日から食堂を開放しました。

これにより専門家は「店内飲食を禁止したもともとの意義を失った」と述べています。
参照：３０日付香港０１