香港ー最新情報
無料ウイルス検査50万人に拡大
香港の新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)の感染者が連日100人を超えています。

18区のうち黄大仙区での感染者は累計約300人に上り、香港全体の約4分の1を占めています。
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△星島日報
黄大仙区の中でも慈雲山が最も感染者が多いため、香港特区政府は「最大被災地」である慈正邨と近隣の住民全員を対象に無料でウイルス検査を行うことを決定しました。

香港で初めての全住民検査計画のエリアとなり、民政事務総署が取りまとめを担当します。

慈正邨には8000戸2万人余りの住民がおり、10棟の公共住宅のうち9棟で感染者が確認されています。
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△星島日報
特区政府はこれまでウイルス検査が足りないとの批判を受けてきましたが、林鄭月娥・行政長官は25日、官民協力で検査能力を強化していると説明。

先に民間3機関に委託し7月半ばから老人ホーム職員、飲食店職員、タクシー運転手、不動産管理業界の前線職員の4種類に対する無料検査を開始しました。

さらに1週間以内に検査対象を3グループに拡大する計画です。

拡大する対象は街市のテナント(約300カ所の街市)、ミニバス運転手(約1万4000人)、特殊学校宿舎職員(約900人)となり、先の4グループと合わせると検査対象は50万人を超える見込みです。
参照:27日付星島日報
参照:28日付星島日報

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