香港ー最新情報
◆深センに入境する香港市民が10倍、検疫ホテルは満杯に
香港と広東省の間で検疫を免除する「健康コード」はまだ始まっていないものの、最近の香港での新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行拡大を受けて深セン湾口岸(出入境管理所)経由で中国本土に向かう香港市民が増えています。
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△星島日報
深セン湾口岸からの出境者数は6日から続々と増加し始め、同週初めの1000人余りから徐々に増えて11日に2000人を突破。

現在、出境者数は3000人に上り、過去4カ月で最多となりました。

そのほとんどは香港住民となっています。

香港での地場感染は今月5日から増加が始まり、香港の学校で夏休みを前倒しで開始することが発表された途端、本土に親類のいる市民が子女を連れて本土側に逃げ出したもよう。

特区政府衛生防護中心伝染病処の張竹君・主任、現在のところ香港市民が本土に入境する場合は検疫を受けなければならず、現在、深セン湾の入境圧力が大きいため、深センの隔離ホテルも運営の負荷を超えているとのこと。

ですが、深セン湾口岸で長蛇の列に並ぶ香港市民の一人は、「本土ではウイルス流行がすでに収束しているため、たとえ14日間の検疫があろうとも本土に行く」と述べました。

参照:13日付星島日報
参照:17日付香港経済日報

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