近日、新型コロナウイルスの香港域内感染者が再び増加していることから、政府当局が飲食店に対し防疫強化を通達し、１１日から新措置が実施されています。

△東方日報
これにより、入店を座席数の６割にとどめ、１テーブルにつき客は８人までという規制で、中華レストランは閑古鳥が鳴いているとのこと。

実施初日の７月１１日は土曜日の午後だというのに、尖沙咀（チムサーチョイ）辺りの中華レストランで飲茶を楽しむ客はまばらで、客の姿がまったくない店もあったようです。

ある店主の話では、影響は大きく、ディナータイムの予約はすでに１０テーブル以上キャンセルが出ており、香港特区政府からの現金支給で１万ドルを受給した客が宴席で３テーブルを予約したにも関わらず、キャンセルになってしまったとのこと。

一時、香港域内感染者ゼロが続いたことで売り上げが７〜８割戻っていましたが、まさかほどなく売り上げが２〜３割減少することになるとは思わなかったとも話しています。

別の店主も、１テーブル８人までならまだ耐えられるが、もし規制が１テーブル４人までに戻されたら売り上げは再び落ち込んでしまうだろうと、先行きを不安視しています。
参照：１２日付東方日報