銅鑼湾と湾仔の一帯で２４日、全国人民代表大会（全人代）で香港が国家の安全を守る法律制定が審議されることや立法会で国歌法が審議されることに反対するデモ行われました。

△銅鑼湾SOGO前のヘネシーロード。午後1時よりデモ活動が行われ、市民は「香港独立」「香港版国家安全法に反対」などを掲げ道路を占拠。道路と交通機関は一時まひした。
デモを阻止しようと各地に配備された警察の機動隊は催涙弾を放ち一時騒然に。現場にいた香港メディアの記者は、デモに参加した市民らに催涙弾や催涙スプレーを浴びた際の目の洗浄液を手渡していた。（撮影：楢橋）

同日の香港メディアによりますと、デモ隊はネットユーザーの呼びかけて午後１時に銅鑼湾そごう前に集まり、湾仔の修頓球場まで違法デモ行進を行い車道を占拠。

△銅饠湾SOGO前にて。参加者が手にしているプラカードには「天が中国共産党を滅ぼす」と書かれている。人民力量や法輪功などによるデモが盛り上がっていたところに数発の催涙弾が放たれた。

警察は付近の十字路で催涙弾や胡椒スプレーを使用するなどでデモ隊の撤退を図ったほか、午後３時以降には放水車と装甲車を出動させて対処しました。

△金鐘駅前。交通まひした道路にはトラムが並んだ

香港警察は「正午から多くの暴徒がデモに名を借りて銅鑼湾と湾仔一帯で違法な暴力活動を行っている。故意に車両が走行中の車道に障害物を置き、放火し、大量のコミュニティー施設を破壊し、信号機を破壊し、道路のガードレールを取り去り、路面の排水溝のふたを取り去りってレンガが掘り起こし、ある店舗が破壊され損失を受けた」と説明。

△銅鑼湾にあるブランドショップのショーウィンドウも粉々に。破壊活動は夜まで続いた
午後９時半までに少なくとも１８０人が逮捕されており、主に違法集結や公共の場での不当な行為などの容疑となっています。

そのほか尖沙咀と旺角のショッピングモールでもデモが行われました。
参照：２４日付RTHK
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