メーデーだった５月１日、労組団体が毎年開催しているデモ行進が中止となりました。

今回は、多くの人が集まることで新型コロナウィルス肺炎が蔓延するため５人以上集まるのが禁止されていることから警察の許可が下りませんでした。

これにあわせて計画されていた暴動も発生しませんでした。

同日の香港メディアによりますと、警察にメーデーのデモ行進を申請したものの認められなかった香港職工会連盟（職工盟）は、６０カ所余りでビラ配りなどを行い、逃亡犯条例の改正に反対するスローガンを叫ぶなどの抗議行動を行いました。

一方、社会民主連戦と工党のメンバーは、午前中に金鐘の海富中心前から特区政府本庁舎前までデモ行進し、政府に失業援助金の支給などを要求。

５人以上集まるのを禁止する規定に違反したため、警察から罰金を言い渡されたほか、身分証提示を拒否したメンバーは公務執行妨害で逮捕されました。