香港ー新型コロナウィルス肺炎最新情報
◆極狭アパートの悲劇、トイレ共用は密接な接触者
香港特区政府衛生防護中心は30日の記者会見で、極狭アパートでの新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)集団感染に触れました。
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衛生防護中心伝染病処の張竹君・主任は、極狭アパートに居住する感染者が確認されたことを受け、同居の母親や共用トイレを使用した者は知り合いであるかにかかわらず、すべて密接な接触者とみなすと指摘。

29日には5人以上が集まるのを禁止する規定が施行されましたが、油麻地では警察が同日午前零時ごろ、ある事件について捜査していた際にビル内の極狭アパートの前で不審な男たちが5人集まっているのを発見。

職務質問したところ5人は広東省から来ていて滞在期限が切れてることが分かりました。

5人は極狭アパートに住んでいたが、警官が体温を測ったところ、いずれも高い熱があったため、救護隊を呼んで5人を病院に搬送しました。
新型コロナに集団感染した疑いがあるとのことです。
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ちなみに、極狭アパートは、香港では通称「劏房」と呼ばれています。
単一のフラットを複数の部屋に小分けして賃貸している集合住宅の総称のことで、人口が密集する香港では、公共住宅が不足しているため、このような極狭アパートに家族数人が暮らしている世帯が少なくありません。

1人当たり平均居住面積は62.4平方フィート、3.5畳。今もなお20万人以上がこうしたアパートで生活しています。
参照:30日付星島日報
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