昨年下半期のデモ騒ぎ、今年に入ってからの新型コロナウイルス肺炎（ＣＯＶＩＤ―１９）流行で香港を訪れる旅行者は激減し、ゲストハウスの利用率も急落しています。
閉業するゲストハウスも現れており、尖沙咀にある、映画「恋する惑星」のロケ地にもなった「重慶大厦（チョンキンマンション）」のゲストハウス物件も競売にかけられていることが分かりました。

△２５日付星島日報
競売されているのは重慶大厦低層Ｂ８室。面積は８７７平方フィート、ゲストハウスのライセンスを所有、競売の開始値は６２０万ドルで、１平方フィート当たり約７０７０ドル。

重慶大厦では昨年のデモが始まって以来、物件取引価格が下落の一途をたどっており、１平方フィート当たりの価格はピーク時の１万ドル余りから最近では約８５００ドルに下がっていました。

このゲストハウス物件の開始値は市価より約２０％低く、現在のオーナーは２０１１年４月に４２０万ドルで購入。
ゲストハウスとして使用されており、客室数は９室、１泊約２００ドルとなっています。
出典：２５日付星島日報