香港ー新型コロナウィルス肺炎最新情報
◆海外からの感染者流入を防ぐのは持久戦
香港大学深セン医院の盧寵茂・院長は、中国本土の新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)拡散はすでに抑制されため、現在は域外からの感染者流入を防ぐのが重点と指摘しています。

香港が封鎖を始めて1カ月。香港の医師を率いて深センに移住し、オフィスを自宅にしてから1カ月となるという盧院長は、これまでのウイルスとの戦いを振り返って「最も強く感じることは国家の強力な動員力と執行能力」と述べました。
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こうしたなか、深セン市では3月1日に初めて域外からの感染例が確認され、新型肺炎対策は1つの折り返し点を迎えました。域外からの感染流入を抑制することがウイルス拡散の第2波を防ぎ、すみやかにウイルス流行を抑制できるとみています。

一方香港の感染者累計は115人(9日時点)。
新たに感染した5人のうち40代の男性は潜伏期間中に東京に滞在、ほかの2人はインド旅行ツアーからの戻ってきた70代男性と50代女性とわかりました。
こうした域外感染が増えているなか、市民のあいだではマスクを外し始めている人もいますが、政府高官は「警戒を緩めてはいけない」と戒めています。
9日「文匯報」
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