香港・中国本土ー新型コロナウィルス最新情報

 ◆「北京楼」の従業員2人が新型コロナ感染

飲食大手の美心集団(マキシムズ・グループ)は10日、傘下のレストラン「北京楼(ペキンガーデン)」の従業員2人が新型コロナウイルスに感染したとして、2つの支店を当面休業すると発表。

同日付香港メディアによりますと、感染が確認された2人は親族で、1月26日にある家庭で一緒に火鍋を食べたとのこと。そのときの同席者の一部にも2月9日に感染が確認されました。いずれも病院で治療を受けています。

2人がそれぞれ勤務していた旺角のMOKO(新世紀広場)内店舗とセントラルの歴山大厦(アレキサンドラハウス)内店舗は14日間休業するほか、2支店の従業員全員を少なくとも14日間自主隔離させるとのことで、今のところ2支店の従業員に症状は見られません。当該店舗では2月9日に清掃と消毒を行い、食物はすべて廃棄処分してから閉鎖しました。

また、美心集団は傘下の飲食店全店舗の従業員に対し、勤務中のマスク着用と1日に2度の検温を通達。同社では職員の出張や会議をとりやめ、全職員の海外渡航歴の報告を必須とし、中国本土に行った人には14日間の自主隔離を指示するとのことです。

10日付香港メディア「RTHK」より(写真含む)

mfile_1507772_2_L_20200210205556


◆在宅勤務なのにハイキング、SNSで露呈
新型コロナウイルスへの警戒が高まる中、在宅勤務に踏み切る企業が増えていますが、先ごろ恒生銀行の一部職員が在宅勤務期間中にハイキングに出掛けていたことが分かり、批判を集めています。11日付香港メディアによると、同行の管理研修生6人が在宅勤務期間にもかかわらず、連れ立ってハイキングを楽しむ様子をインスタグラムに投稿。写真には6人がハイキングスポットの「香炉峰」でビクトリア湾の遠景を背にして仲良くポーズを取る姿が写っており、これがネットに流出しうわさになっていたとのこと。同行のスポークスマンは、規律違反があったことを認め、当該者には厳正な注意を通達しました。

11日付香港メディア「星島日報」より(写真含む)

_2020021107574265830[1]

新型肺炎の正式新名称は「COVID-19

世界保健機関(WHO)は11日、中国を中心に流行している新型コロナウイルスによる病気の正式名称を「COVID-19」に決定したと発表しました。
12日付「RTHK」より(写真含む)

 mfile_1508017_1_20200212004317[1]

 ★日本語メディア「香港ポスト」では、香港、中国情報のニュースを毎日配信中!

無料メルマガの登録はこちらから