◆「吉野家」など、4大飲食チェーンが火鍋販売停止
旧正月に集まって火鍋(しゃぶしゃぶ)をした一族が軒並み新型コロナウイルス肺炎に感染したことを受け、4大ファストフードチェーンでは10日から火鍋メニューの提供中止を発表しました。
11日付香港各紙によりますと、火鍋メニューを中止したのは吉野家、大家楽、大快活、美心MX(マキシム)の4大チェーン。
大快活は全面的な感染防止措置を講じ、職員は勤務前に体温を計らねばならず、会社側がマスクを提供し全職員にマスク着用を義務付けており、吉野家は各店に空気清浄機を設置し、全職員にマスク着用、体温計測、外遊の際の申告を義務付けています。
またマキシムもマスク着用のほか、1日2回の体温計測、熱や不調がある場合は速やかに病院に行き自宅で休息するよう指示しています。
11日付「星島日報」より(写真含む)
i_510x340_102202712[1]

◆青衣の公共団地で複数の感染者
香港では10日、新たに6人の新型コロナウイルス肺炎の感染者が確認され、累計で42人となりました。11日付香港各紙によりますと、新たに確認された患者の1人は12番目に確認された患者と同じく青衣の公共住宅「長康邨康美大厦」の07ブロックの異なる階に住んでいることが分かりました。
同ブロックはトイレの排気管の接続部が密封されていないため、専門家はウイルスが散播するリスクがあると懸念し、07ブロックの住民を隔離施設に緊急避難させることを決定。32世帯が避難することとなりました。
新たに確認された患者は62歳女性で、1月18〜19日にマカオを訪れ、2月3日から咳が表れ、9日に入院。03年のSARS流行時に大量の患者が発生した公共団地「陶大花園」の二の舞になるとも取りざたされていますが、香港大学の袁国勇・教授は「2人の患者はほかの原因で感染した可能性もある。陶大花園とは違ってU字型排水管の水位は十分」とコメントしています。
11日付「星島日報」より(写真含む)
i_518x765_204805212[1]
★日本語メディア「香港ポスト」では、香港、中国情報のニュースを毎日配信中!
無料メルマガの登録はこちらから