◆死者304人、感染者1万4423人
国家衛生健康委員会は2月2日、新型コロナウイルス肺炎拡散の最新情報を発表し、死者が300人を超えたことが明らかになりました。同日午後1時半現在の騰訊新聞によりますと、全国で確認された感染者は1万4423人、疑い例は1万9544人、治癒した患者は343人、死亡は304人となっています。香港では2月1日に感染者が新たに1人確認され、累計で14人となりました。
2日付香港メディア「RTHK」より
2日付香港メディア「RTHK」より
◆中国科学院上海薬物研究所、「雙黃連口服」が新型コロナウイルス肺炎抑制
中国科学院上海薬物研究所はこのほど、市販の中医薬「双黄連口服液」が新型コロナウイルス肺炎のウイルスを抑制する効果があることを認めました。2月2日の香港メディアによりますと、同研究所は中国科学院武漢病毒研究所とともに1月31日にメディアに発表した「双黄連口服液」に関する内容は正確で間違いないとあらためて発表。
声明では「研究チームは双黄連口服液が新型コロナウイルスを抑制できることを実験室体外試験で証明した。次の段階として臨床研究で証明する必要がある」と述べ、現在、臨床研究を展開していることを明らかにしました。情報が流れた当日は各地の大型薬局で「双黄連口服液」の買い占めが相次いぎましたが、臨床試験でまだ効果が証明されていないと指摘する声もあります。中国政府系メディアでは1日、「抑制と予防、治療は異なる」と警鐘を鳴らしています。
2日香港メディア「RTHK」より(写真含む)
2日香港メディア「RTHK」より(写真含む)
◆香港マカオへのビザ発給停止
中国本土の出入境管理当局は2月2日、本土住民に対する香港マカオへの観光ビザ発給を停止すると発表しました。同日の香港メディアによりますと、これは国家移民管理局が微博で発表されたもので、出入境管理局はすでに全国の公安機関出入境管理部門に通達を出し、各地で新型コロナウイルス肺炎の拡散防止活動を行っている期間は香港マカオとの間を往来する本土住民に対して臨時の出入境管理措置を取るよう要求しています。通達では旧正月休暇の終了後、全国の公安機関出入境管理部門は本土住民が香港マカオに赴くための観光ビザ(ツアー、個人旅行、深セン市の1週間1回ビザを含む)の申請受理、審査、認可、発給を停止するよう指示。自動ビザ発給機、ネットサービスなどの受理ルートも停止し、再開日時についてはあらためて発表することとなっています。
2日付香港メディア「RTHK」より(写真含む)
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2日付香港メディア「RTHK」より(写真含む)
◆湖南でニワトリ4500羽死亡
国務院農業農村部は2月2日、湖南省邵陽市でH5N1亜型の高病原性鳥インフルエンザが発生していると発表しました。同日の香港メディアによりますと、邵陽市双清区の養殖場で飼育されている7850羽のニワトリのうち4500羽が発病して死亡。これを受けて現地ではニワトリ1万7828羽を殺処分しました。病死したニワトリと殺処分したニワトリはすべて無害化処理を行いました。
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