12日に立法会にて逃亡犯条例の改正が審議されるのに向け、過激な勢力は11日深夜から立法会議事堂の包囲を開始。分散して議事堂や特区政府本庁舎を襲撃する行動を計画し、包囲。香港全域でストライキと授業ボイコットを行うなど、多くの市民が参加、議事堂周辺に集まり審議を阻止する人々が溢れかえりました。連日朝から30度を超える猛暑のなか、頭に冷えピタなどを張り、体を冷やしながら参加している人の姿が多く見られました。
警察はネット上で、警官の銃を奪ったり煙幕弾で混乱をもたらすよう呼びかけている者がいると指摘。警察はその際には適切な武力で制止すると述べました。
現場は不穏な空気のなか、警察と市民の対峙。
中国本土への犯罪者引き渡し反対とと書かれている「反送中」の垂れ幕。
林鄭月娥(キャリー・ラム)・行政長官は6月10日の記者会見で、9日に行われた逃亡犯条例の改正に反対するデモに触れ、「市民は基本法が与えた言論、集会、報道の自由を享受し、返還後22年、基本法が保障する自由は非常に堅実であることを証明できるだろう」と述べたほか、暴力事件に対しては極度の遺憾を表明。
またデモによって改正に対する市民の懸念が見受けられたことから、今回の改正の目的と新たに提示した6項目の特別措置の説明に注力する意向を示し、立法会で可決された後も当局は説明を続けると話しました。