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16日付 星島日報「韓国商人、妻子殺害は記憶なし」
九龍にある最高級ホテル「リッツカールトン香港」で韓国人男性が妻子を殺害、自身も自殺を計るも死に切れず逮捕されるという事件が起きました。
逮捕されたのは米国の製菓会社「ロッキーマウンテン・チョコレートファクトリー」を韓国で経営する金CEO(42)。
14日早朝、事業の失敗を理由に妻(42)と息子(7)の殺害と自殺をほのめかす電話を金容疑者から受けた友人が、在香港韓国総領事館を通じ警察に通報。警察が現場となったリッツカールトン香港に駆けつけたものの、妻子はすでに殺害されたあとで、容疑者は酒に酔って嘔吐を繰り返していたとのことでした。

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16日付 東方日報「妻子殺害の韓国商人、今日出廷」
15日に裁判は九龍城裁判所で開廷しましたが、金被告は「当時は酒を飲んでいたため一切の記憶がない」の一点張り。断片的に覚えているのは、凶器の果物ナイフをフルーツを切るために妻と一緒に購入したことだけで、殺害の過程や、韓国にいる友人に犯行予告の電話をかけたことなどは一切の記憶がないと証言しています。
また、引き金となったとみられている、金被告がCEOとして韓国内で展開する製菓店舗「ロッキーマウンテン・チョコレートファクトリー」の財務状況については「資金問題はあるもののそれほどの逼迫はしていない」と反論ました、ですが消息筋からは、資金問題が発覚しており一部店舗の閉鎖や未払いが問題となっているとの情報も。
今回の事件は韓国内でも話題となっていますが、一次情報が得られないため香港の報道メディア頼みに。香港各紙はこの事件について大々的に報じています。