インフルエンザが猛威を振るい、年明けから死亡者が出ています。
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りんご日報「インフルエンザ、9日で10人死亡」
今月10日、衛生署衛生防護中心(CHP)は、インフルエンザ流行のピークシーズンに突入したことを正式に発表しました。
CHPの統計によりますと、呼吸器系患者の検体のうち、インフルウイルス陽性の比率は、昨年12月24日から30日は9.76%でしたが、12月31日から今年1月6日には15%へと上昇。
うち4分の3はB型ウイルスとのことです。

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東方日報「冷え込みにより14人病院に、4人危篤」

今月9日には、この冬一番の寒さで市街地では7.9度。新界にある上水エリアでは朝方にはマイナス0.8度に。
重症患者は、年明けから1月9日までに24人おり、そのうち10人が死亡しています(うち7人は65歳以上)。

CHPは、一般にB型ウイルスはA型に比べ症状が軽いといわれていますが、重症になるケースも報告されており軽視はできないと警鐘を鳴らしています。
流行のピークは16週続くものと予測され、CHPでは高齢者や子供はワクチンを接種するよう呼び掛けています。

こうした寒波の影響は、広東省や雲南省にも広がり、野菜の収穫は激減。香港では野菜の価格が上昇しており、全体の1割ほど値上がりしています。