日本でも大きく報道された昨年10月から書店関係者5人が次々と姿を消したという失踪事件。また新たな展開が。
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今朝の地元紙「大公報」
見出しは
「銅鑼湾書店の3人が中国本土で取り調べ、広東省公安庁は桂氏の違法活動に関与と指摘」

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地元紙『明報』の今朝の記事。
「銅鑼湾書店の3人が中国本土で拘束、李波氏は手紙で目下のところ香港警察と面会する必要なしと述べる」


日本でもニュースなどで報道されていたのでご存知の方も多いかと思いますが、昨年10月から書店関係者5人が次々と姿を消した失踪事件。

民主派団体の香港市民支援愛国民主運動連合会(支連会)が1月10日、事件を「政治誘拐」として抗議するデモを開催し主催者発表で6000人余り(警察の推計は約3500人)が参加したほか、関係者が英国などのパスポートを所有していることから外交レベルの問題にも発展していました。

その後、書店主の桂民海氏が飲酒運転による死亡事故について中国本土の公安当局に出頭したことが明らかになったほか、書店株主の李波氏が交通事故を含む桂氏の犯罪に関して本土での調査に協力していることが分かりました。

そして今日。
各紙では行方不明だった他の3人も中国本土で拘束されていることが発表されたと報じられました。

李波氏以外は桂氏の犯罪に加担しているため逮捕された模様です。
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さて、本日発売の「週刊金曜日」
週刊金曜日は、日本で販売されている、政治、経済、環境問題を取り扱う週刊誌。
作家 落合恵子さん、石坂啓さんらが編集委員を務めており、私も僭越ながら、香港発信リポートを時折書かせて頂いています。

「週刊金曜日」のなかにある「世界はいま」という世界各地の現地ライターが書くニュース欄では、
今回、香港リポートとして、
中国政治書籍の専門書店「銅鑼湾書店」関係者らの失踪事件について、経緯を書かせていただきました。
日本では報道されていない部分にも触れています。

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