香港で最近起こった珍騒動をご紹介。

『星島日報』より
<50匹が小学校に乱入して狂乱 メス猿を捕まえて見せしめに>

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地元紙「りんご日報」より <50匹がバスケットコートを占拠>

騒動が起こったのは、黄大仙(ウォンタイシン)周辺
黄大仙といえば、古くからある寺や、その中で行われる占いなどが有名ですが、この界隈、自然保護区となっており、政府も手をつけない緑豊かなエリアがあります。
野猿たちがやってきたのは小学校と隣にあるバスケットコート。
新聞の写真でもわかるように、日光浴や毛づくろいなどして、なんともリラックスしたように猿たち。
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通報を受けた警察は猿の数があまりにも多いため、魚農護理署にSOSをだし、メス猿一匹の捕獲に成功。
見せしめとして、バスケットコートの中央に置かれました。この後、このメス猿には検査が行われ山に放すとのことですが・・・

それにしても、なぜこんなに多くの猿が下山したのでしょう。

理由として考えられるのは最近の重陽節などの墓参りで供物が多く置かれていたことや、日ごろから山の中をハイキングする人たちから食べ物を与えられ、人に慣れているということなど。
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香港は面積のおよそ4割が自然。
大都市のなかにも、豊かな自然が守られている場所が点在し、自然保護区のなかで多くの野鳥や野生動物が生息しています。

他にも、ここのところ、山中で見つけた不審物が爆発、怪我を負う人がでるなどの事故が起こっています。
これは、山中にいるイノシシの密猟のため罠に仕掛けていた爆発物が爆発したもの。(密猟者はすぐに逮捕されています)

涼しくなってきている香港では、今ハイキングシーズンですが、野生の動物には餌を与えずに、また、くれぐれも不審なものを見つけても安易に手にとらないように十分に注意してくださいね。