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今年5月11日に開業した、日本ウェルス香港銀行(Noppon Wealth Limited, a Restricted Licenced Bank: NWB)。
個人投資家向けにウェルスマネージメントを提供する資産運用専門銀行が、9月25日に、香港の証券及期貨事務監察委員曾(Securities and Futures Commission:SFC)から、証券売買業務(Type1)と証券アドバイザリー業務(Type4)にかかる免許を付与されました。
これによりNWBは、4月にすでに取得している銀行免許と合わせ、香港で銀行・証券に及び金融サービスを提供する体制が整ったことになります。

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6日に、オフィスのあるペニンシュラタワー16階にてテープカットが行われました。
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その後筆頭株主である新生銀行の東京オフィスとテレビ会議システムによって中継を結び、およそ30分に及ぶ記者会見。
取締役兼CEOの中島努さんは、NWBの主な3つのポイントとして
日本発起の香港唯一の資産運用専用金融機関として幅広い個人に対してのサービスを提供
最低預り金は10万USドル
世界水準の商品提供を目指す
米国系金融サービス会社との提携による国際資産分散モデルの提供や香港ならではの「債権・ファンド・保険」などの取り揃えを充実させる
日本水準の高いサービス品質を堅持する
日本語を含めた3か国の言葉でのサービス提供、顧客サービスの向上を目指す

としたうえで、国際分散投資の受け皿として香港での資産運用ニーズをもつ顧客の資産形成をサポ―ト、中長期的な展望を見据えた債権や投資信託を組み込んだポートフォリオを提案するとともに、現在取扱い通貨9種類も今後拡大していくと話されました。
また、預り資産残高は、東京五輪の2020年までに4000億円を目指し、口座開設数は、大口の顧客が増加しているため、当初より目標数は低くなるものの、3年以内の黒字転換を目指していると述べました。
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記者会見後、CEOの中島努さん(左)、CMOの松島富美雄さん、PR会社 B&W Far East Publicity Ltd代表の若井節子さんと。
口座開設などの本格的な開業は10月12日からです。

最新号の香港ポストでは、CEO中島努さんを取材していますコチラから