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29日付、地元紙より。見出しは「1000人が黙って立つ 傘が金鐘に集まった」
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写真は「雨傘運動1周年 9月28日に金鐘に我々は戻ってきた」

セントラル占拠行動の開始日の28日、金鐘にある特区政府本庁舎周辺には午後3時過ぎから続々と人々が集まりました。この日は民間人権陣線がとりまとめる集会が行われ、民主派18政党・団体が「全民反政治弾圧運動」を宣言、セントラル占拠発起人の戴耀延氏や学生リーダーの周永康氏も参加しました。
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最初の催涙弾が放たれた17時58分から15分間は参加者全員が一斉に傘を広げ、その場に佇むという光景も。
占拠行動が再び行われるかと懸念されていましたが、警察との競り合いもなく、この日は1000人が集いました。
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民主派団体と対峙している「忠義民団」や「占中不代表我」などといった、占拠行動に反対する団体も200人集結。「民主派を排除し、香港を取り戻そう」と訴えるデモをセントラルから湾仔にかけて行いました。
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現場には、民主派過激派団体「人民力量」主席の袁彌明さんの姿も。
袁さんに、話を伺うことができました。   
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「昨年のあの占拠行動がおよそ2か月間行われてからというのも、(民主派を支持する)若い世代の思考は大きく変わったと思います。私たちは大きなアクションを今は起こしていませんが、諦めていません。」
民主派が内部分裂していることにも触れ「最近高まっている民主派の穏健路線は成功しないでしょう。過激派路線こそ唯一の手段だと思っています。私たちの団体は設立されて4年ほどですが、積極的な活動を行うことで支持者も増えていると自負しています。内部分裂が取り沙汰されていますが、中間層や穏健派の人々も私たちを信じて投票してくれることを望んでいます」

11月に行われる区議会議員選挙では、今回「セントラル占拠行動」に参加した若者が立ち上げた組織「青年新政」からも数名立候補し、民主派内部分裂のなか従来の民主派とぶつかることに。

今回の区議会議員選挙は、これまでになくひと波乱ありそうです。

昨年起こったセントラル占拠行動の取材ブログはコチラから