香港島を走る路面電車「トラム」が誕生して、今年で111年。
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このトラムを一部区間廃止する案がでているということで、物議が醸されています。
20日付の地元紙「大公報」(写真上)によると、
コンサルタントの薛国強氏が、交通渋滞を緩和するためにセントラル~アドミラルティ間の一部区間を廃止することを政府の城市規画委員会に提案しています。
非効率的なトラムは博物館にでも置けば文化的特色は損なわないと述べているとのこと。
このニュースに香港住民らは大激怒。
鉄道愛好家団体の香港電車迷会が署名活動をはじめ、1人1通ずつ政府に手紙を書くように呼びかけています。
この提案、実は7月にすでに提出されているのに、なぜここにきて急に騒がれることになったのでしょうか。
それはSNS。
セントラル占拠行動にも参加していた歌手のデニス・ホーが、フェイスブック上で廃止に賛同する意見を載せたことがきっかけで広がったようです。
いずれにしても、あくまで個人が政府に提案しているのみ。政府計画にもなっていません。
また政府は今後もトラム交通政策は変わらないと述べています。
提案が書かれている城市規画委員会のサイトはこちら
http://www.info.gov.hk/tpb/en/plan_application/Y_H4_10.html
9月4日までに意見を求めており、すでに多くの人々の意見が寄せられています。