
7月3日号の香港ポスト
1面は普通選挙案が否決されたことについて。
市民の過半数が可決を望んでいた中の結果について国務院香港マカオ公弁室の王光亜主任は
「少数議員が私利によって普通選挙を否決したことで香港の民主化を妨げている」と民主派議員を強く批判しています。
これまでブログで書いてきましたが、今回の立法会で否決が決まったことは、今後の香港経済に大きく影響していきます。普通選挙をめぐって政治対立がさらに続くと、民生・経済問題の処理が滞る可能性がでてきます。
つまり、市民が日ごろから不満にしている「賃金問題」「労働問題」「福祉問題」などが改善されず、これまでの経済成長を維持することも厳しくなり生活が困難に陥ることになりかねないのです’。
そんななか、梁振英・行政長官は今後2年(任期期間中)は政府体制改革には手をつけないとしています。
これ以上、議論を続けても厳しいと判断したのでしょうか。
来年秋に開かれる立法会議員選挙では、支持が低下する民主派が議席を減らすのではないかとみられています。
さて、毎月連載しているエグゼクティブ・ボイス。
今回はピタッとハウス~♪でお馴染みの「スターツ香港」、総経理の桜木竜二さんにご登場頂いています。
スターツコーポレーション株式会社は、不動産、建築をはじめ、出版、ホテル事業と広く展開しています。
現在海外に32拠点のネットワークがあるなか、スターツ香港は今年で10周年を迎えます。
地価上昇がとまらない香港の「不動産事情」について桜木さんに伺いました。