1989年に起こった天安門事件から、6月4日で26年を迎えました。
香港では、恒例の「6.4キャンドル追悼集会」に先駆け、様々な主張を掲げた小規模な集会が行われました。
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午後4時。天后(ティンハウ)駅前で集会を主催したのは、親政府派「和平論壇」と「愛港乃声」
掲げているのは、天安門事件の暴動の鎮圧は正しかったというもの。
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向かい側で、大音量でスピ―チしていたのが、過激な地元民主団体「熱血公民」。
中国の民主化運動の弾圧を批判しています。
この日両派が衝突するといわれ、一触即発の状況下で、多くの警察官も動員されました。
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一方銅鑼湾(コーズウェイベイ)では
親政府派団体「保衛香港運動」による殉職兵士の追悼集会が行われました。
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午後8時、銅鑼湾、ビクトリア公園で行われたキャンドル追悼集会。
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会場には主催者発表13万人、警察発表5万人が訪れました。
今年は民主派学生団体が一部不参加を表明したため、例年に比べ若者が少なく
過去6年のなかで最低人数となりました。
(写真は「6.4の再評価を。民主勝ち取る」)
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不参加理由には、学生たちの中国本土に対する排他意識が高まっているからとも言われています。
会場では、「私は中国人じゃない」と掲げている人、また英国植民地時代の国旗を掲げている若者の姿も。
こうした彼らの中国の一部になりたくないという思いは、徐々に独立意識を高めています。

普通選挙改革案の採決まで10日。
結果によっては暴動に発展する場合もあり、緊張が高まっています。