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桂三輝(さんしゃいん)さんの落語イベント取材のため 
紅磡(ホンハム)から徒歩5分のところにあるHotel Icon(ホテル アイコン)に。
会場はこのホテルの地下に繋がっている香港理工大学のセミナールーム
なんとこちらのホテルは、香港理工大学がマネージメントしているのです☆
同大学にはホテル、旅行などを学ぶ専門学科が充実しているため、実習を兼ねた上で学ぶために
つくられました。
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エントランス入ってすぐ目の前にあるお洒落な木製のソファ♪
天井も高く開放感があって気持ちの良い空間です。
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今回のイベントは【桂三輝さんの落語イベントと日本酒イベント】を合わせたもの。
桂三輝さんの香港の落語公演は、香港日本人倶楽部、香港和僑会に続いて大学で3回目。
会場に集まったのは関係者、学生たちをふくめ70名近くでした。
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上方落語界で初の外国人として話題を呼んだ三輝さん
香港公演は今回デビュー☆だそう。
会場の殆どの人が落語を聞くのが初めてとのことでした。
英語で落語を聞くのは私も初めてなのでワクワク♪
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高座に上がったかと思ったらのっけから弾丸の落語☆
日本文化や日本語を、外国人ならではの視点でコミカルに落語に染めていきます。
会場の皆さん大笑い~!!
落語を初めて聞いたという学生は「こんなに面白いなんて思わなかった。日本に行ったことないから
伝統文化に触れる旅行がしたくなりました」と興奮気味に話しました。

落語とともに開かれたのは「日本酒のテイスティング&レクチャー」
レクチャーしたのは地酒処「吟」の酒ソムリエ、百瀬あゆちさん
香港では、今日本酒の人気が高まっているので、会場では産地や作る工程が違うとどう味がかわるのか、
など積極的に日本酒の質問が飛び交いました。
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桂三輝さん、カナダ・トロント出身の45歳。
カナダの大学では古典劇を専攻し、その後も劇作家として活躍。
1999年に初来日、偶然、焼き鳥屋で若手の落語を聞いたのが全ての始まりでした。
初めて聞いた「寿限無」の話が強烈に印象深く、そこから一気に落語にのめりこんでいったそう。

ネタ探しは意識しているのかの問いに
「実はネタという感覚でものをみていないんですよ。しかもネタ帳ないんです」と驚きの回答。
「マクラ」(本編に入る前の話)は、まさに自身の経験から面白おかしいことをネタにしています。
常にアンテナを張り巡らせて、キーワードだけをしっかり覚えておくのだとか。飲み屋で友人らに披露して
受けたものを少しずつ形にしてくのだそうです。

英語、日本語、フランス語、スロベニア語を巧みに操る三輝さん。
今年は特に海外公演で多忙。殆ど日本にいないそうです。

「日本の伝統芸能「RAKUGO」を通して、もっと日本の文化の素晴らしさを海外に発信していきたいと思っている。日本人の美徳は、自慢しない、見せつけないこと。これはある意味欠点でもあるのですが(笑)。
だからこそ、まだ埋もれている日本の素晴らしいところを伝えていきたい」

どこの国に行っても、「笑い」は万国共通。
だからこそもっと可能性を広げていきたいと話しました。
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最後に師匠であり、三輝を命名した桂文枝さんのことを聞いてみると
「彼は最高。本当に愛を感じる人です」

次回の香港公演、楽しみにしています♪