
9日から17日まで行われている普通選挙可決を支持する署名活動。
主催は、昨年2か月半にわたって起こった「セントラル占拠」の時に反対署名を集めた「保普選反暴大連盟」という団体。
現在、870か所で開催し、現段階で署名者は36万人に達しています。

私が訪れた銅鑼湾(コーズウェイベイ)SOGO前で署名をした40代の女性は
「とにかく政府を信じる、それしかないです」と一言。
50台の男性は「香港社会の内部で、これ以上もめることなく、普通選挙の実現に向けてスムーズに動いてほしい」。
この署名を集めた後どうするのかということは報道されていませんが、政府に提出すると
みられています。
多くの署名を集めて民主派に可決に傾くよう世論による圧力をかけるのが狙いなのです。

いよいよ、特区政府が普通選挙に向けた政治体制改革の決議案を立法会に提出します。
採決は6月17日~7月8日のいずれか。
それに伴い、再び立法会周辺を中心に「占拠行動」が行われる見込みます。
民主派切り崩しは、民主派から4人寝返れば可決できるもので、現在政府が穏健民主派の議員を説得している最中です。
寝返る者が出ないようにするために、民主派は全員で否決するという声明を署名させたり可決に回れば攻撃対象になり、依然厳しい状況が続いています。
いずれにしても可決したら、学生団体の香港専上学生連会(学連)が立法会に突入宣言をしています。
採決するまでには油断できない状況です。
採決するまでには油断できない状況です。