今月6日から開催されているHOFEX香港。アジア最大級の国際総合食品見本市。
現在湾仔の香港コンベンション&エキシビジョンセンターにて開催中。
飲料食品や調理機器、ホテル、小売りサービスをメインに関係者が一堂に集結。
隔年で開催されているこのイベントは今回で16回目を迎えます。
B TO B性が高く、地元香港の飲食店や卸業者などの関係者も多く見えるHOFEX.。
今回は2400近い企業の出展、44ヶ国のパビリオンが設けられ、新規参入や販路拡大をめざした商談があちこちで繰り広げられています。
商品の展示だけでなく、シェフやバリスタ、ソムリエなどによるコンテストなども開催され大いに賑わっていました。
全体的に見渡しても目を惹いたのはジャパンパビリオンでした!
どの時間帯に行っても混雑!!
入口目の前がジャパンパビリオンなのに、なぜか敢えて遠回りさせるようなロープが…
関係者に聞くと、ジャパンパビリオンはそれだけ注目され集客力があるので、バランスよく他国のブースにも回ってもらうため
お客さんに入ってもらうためのものだとか…。
遠回りさせられても、殆どのバイヤーの方が吸い込まれるようにジャパンパビリオンに(笑)
日本貿易振興機構(JETRO)主催のジャパンパビリオン。今年は前回の倍以上の28社が出展しました。
スィーツ、日本酒などのアルコール、そして肉☆どのブースにも多くの関係者が詰めかけました。
ブルーの細身のボトルが美しい、北海道旭川からきた有限公司西神楽夢民村の純米大吟醸「粋」。
朝の一番の取材で最初の試飲がこちら♪スッキリしたのど越し☆最高でした!
今回初出展のクラウン貿易株式会社の黒毛和種「卑弥呼」。
従来のブランド牛は産地名がつき、肉色でランク付けされていますが卑弥呼は産地はなし。契約している農家にパイナップル粕やバイオガス(さとうきび絞り粕)など安全な飼料を提供、旨味成分を含む枝肉を再現することに成功しました。特許を取得している同社は今後アジアでの販路拡大を期待しています。
写真はセールスマネージャーの大津さん、飼料開発をした株式会社近藤栄一商店の若林さん。
株式会社マザーレンカのチョコレートリキュール「Kiss」。日本でも卸しているのが銀座の高級Barのみだそう。
ベルギー産の最高級チョコ「カレボーグルメブランド」を使用、日本酒メーカーの北岡本店とのコラボ。
しかもノンシュガー低GI、ポリフェノール高配合♡
同社代表取締役でありチョコレートソムリエの池田貴子さんとマーケティング部長の金野さんと。
「アルコール摂取が多くない香港の女性に特に親しんでもらいたい。パーティなどが社交界が多い香港だからこそ、浸透していけたら」と池田さん。
そのままでも十分!ミルクをいれたらなお飲みやすく、アルコールだというのを忘れるくらいです。
創業1924年「ヒロタのシュークリーム」は香港に今夏やってきます。
株式会社洋菓子のヒロタ副社長の下條さん(写真)は
「国内の市場が縮小している今新たにアジアでの販路拡大の足がかりとして香港に今年から卸す。特に抹茶好きの地元の人たちにどう受け入れてくれるか」。
香港は輸入規制がない分入りやすいものの、今では価格競争がヒートアップ、この10年で輸入量が3倍になっています。
JETRO香港市場開拓部部長の小宮さんは
「香港で残留農薬規制ができたため(2014年8月1日より施行)今後は、企業間の結束力をより固め、各自治体、品目別のまとまりがより効率性を高めるのでは」と話しました。
9日まで開催している「HOFEX香港」。
期間中、バイヤーなどの来場者およそ40000人を見込んでいます。
取材にご協力いただいた関係者の皆様、ありがとうございました!