18日にJETRO香港が主催した「日本産活用講座in 香港」。

開催されたのは旺角（モンコック）駅から直結している、
5つ星ホテル「ランガムプレイスホテル」内のレストラン。

輸入規制が未だ敷かれているなか、
東日本を中心とした日本の食材をより知ってもらうために開かれたものです。
飲食業界関係者らおよそ８０名が参加しました。

調理実演が行われるということもあり、テーブルには魚介類、野菜、苺・・・
傍を通っただけで新鮮な香りがふんわり。


それぞれの料理にあう日本酒も登場～
栃木、宮城、福島といった美味しい日本酒が振る舞われました。
　

調理実演をしたのは、懐石料理「なお膳」シェフの佐藤直行さんや
中華料理のシェフChiu Yin Meiさんら。
なお膳といえば2012年に惜しまれながらも中環（セントラル）のレストランが閉店しましたが、
昨年、銅鑼湾になるミッドタウンの中にオープンした「大戸屋」の中に、
懐石料理屋「なお膳」として復活しています！

写真は佐藤さんの作られた「金目鯛の煮つけ」や「鰹の叩き」。
実演されながら、春に美味しく食べられる日本の食材を分かりやすく解説。
食べ方なども紹介されました。　　

現在、日本からの香港への農林水産物の輸出額は昨年１３４３億円、前年より１００億円増。
今年１月、1か月間はは前年比６５％増と好調です。
ジェトロ香港の小野村所長は
「いまだ輸入規制されている地域があるのが残念です。今回の講座を通して
さらに日本のおいしい食材を知っていただき、理解してもらう機会にしてほしい」と話していました。

東日本大震災から4年を迎えていますが
先日の食品フォーラムの時に触れられましたが厳しい状況が続いている県があります。
昨年のシンガポールへの輸入規制緩和が進んでいる中、香港の今後の対応が注目されます。