10日、読売巨人軍の原辰徳監督の講演会が
香港日本人学校小学部　香港校体育館にて開かれました！！！
　　
会場に集まったのは父兄、関係者ら800人。
巨人軍のユニフォームを着た子供たちも多く、特に男の子たちは、原監督が会場に入る前から何となくソワソワ・・・
 
講演会のテーマは「野球と私」。
今回、私は司会ではなく、客席から原監督の講演を聞くことができ、感激です

最初に原監督は、講演会のオファーをもらった時のことを
「この講演会の話を頂いたのは昨年の5月で、まだ巨人が調子が良かったときでした。
その後でしたら断っていたかもしれません・・・」と振り返り、会場の笑いを誘いました。流石です～

野球を始めた小学時代に遡り、子供たちにも、分かりやすく話を展開されました。
東海大相模高校時代は、練習が嫌いで、特にシートノックが苦手で西日を見ては泣きながら練習をしていた話。
父親の故原貢氏（東海大学系列校野球部総監督）には、練習のときから常に緊張感をもち、練習のための練習をするな、と厳しい指導を受けていたこと。
ドラフト１位指名で読売巨人軍に入団することを思い描きながらひたすら練習に励んだ大学時代・・・

プロ野球選手として15年に及んだ現役生活を振り返り、
「正しい努力を身につけ、限界を超えたところに自分の目標とするものがある」ということを実感。
失敗しても悩んでいた時も、この思いが大きな支えになったのだそう。

2001年には勇退した長嶋氏から監督に任命されたときも、
いきなり「たっちゃん、おめでとう！」と手を差し出され、面食らった話。
長嶋さんが話していることを、すぐに分かる人なんていませんからね～と一言添えて、会場は笑いの渦に

一方で、
「今年はコーチ、監督合わせて15年目という節目の年であり、今年で契約が切れます。その後は皆さんと同じ世界で、生活をできるのかなと楽しみではあります」と意味深な発言をする一面も・・・

講演後、子供たちから「野球監督になって一番嬉しかったことは」の問いに、
『WBC（ワールド・ベースボール・クラシック）で監督をして世界一になったこと。日の丸を掲げることができて嬉しかった。父親が連絡をくれ、涙を流しながら「お前にはもう、何も言うことはない。感動した」と言われ、二人で男泣きをしたこと』と、感動的なお話をされ、講演会は盛況のうちに幕を閉じました。

ユーモアセンスに溢れた話術は、司会業をしている私としては、かなり勉強させていただきました！
素晴らしいひと時・・・本当にありがとうございました