文化庁日本文化交流使に任命された、漆芸蒔絵師の若宮隆志さんのワールドツアー
ロンドンから始まり、エディンバラ、マルセイユ、北京・・・そして最終地点がここ、香港!
金鐘(アドミラルティ)にある、亜洲協曾香港中心で、日本の漆文化ついてのレクチャーと交流会が開かれました~!
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初めて亜洲協曾香港中心に行きましたが、一歩中に入ると緑に囲まれて気持ちイイ
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イベントには取材陣以外にも、日本の伝統文化に関心のある香港、欧米系の人たちも多く集い、
目の前で若宮さんが漆塗りの実演をされているときは声が上がったほど!
熱心な質問も多く、会場は大いに盛り上がりました!
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漆の樹液を採取して、漆塗りをしていく全工程を今回初めて知りました。
本当に手間暇がかかり、途方にくれるような細かい作業の数々・・・
漆掻きの方が年々減少しているだけでなく、次世代の職人もなかなか育たないそうです。
そうしたなか、漆器産地で有名な石川県輪島市で、若宮さんは漆芸に蒔絵という伝統技法を使いこれまでにない独自性の強い作品を作っています。
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日本国内はもちろん、海外を飛び回り様々な場所で展示会を開いて日本の伝統文化の素晴らしさを
伝えています。

古典の理解がなくては分かりずらい伝統工芸の世界。
今日のレクチャーでも源氏物語をモチーフにした作品について話されたとき、
通訳の方が少々通訳しずらそうでした・・・
とはいうものの、外国人のニッポンの伝統工芸への関心の高さは年々増しているそうです。
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今度は香港で本格的な展示会を開きたいと意気込まれていた若宮さん。

私自身、海外にいるからこそ日本独特の工芸品の素晴らしさや繊細さを改めて再認識です
今後の新たな作品、楽しみにしています