以前にお伝えした、占拠行動反対署名運動。
10月25日から9日間にわたって香港各地で行われました。
その結果がでました。

本日「星島日報」より
8月に行ったセントラル占拠の反対署名だった
150万人を遥かに上回る183万人近くが署名をしました。
この数は香港人口のまさに1/4。
主催した団体「保普選反占中大連盟」は
林鄭月娥・政務長官と梁棟国・保安局長に面会して提出、政府と警察に適切な時期に
法を執行して秩序を回復するよう求めました。
特区政府が国務院香港マカオ弁公室に報告書を提出することになりましたが、
この報告書には民主派や学生らが要求している「住民指名の導入」や「全人代の決定撤回」などが
含まれています。
果たして、香港市民の異なる声に中央政府はどのように対処するのでしょうか。
今日午後4時過ぎ。
金鐘(アドミラルティ)に行ってきました。


ピークのころに比べてガランとしていました。
ですが、自習室では学生たちが勉強し、雨傘革命を象徴する「黄色の傘」を
作ってる人たちもまだいました。

こちらの女性は、この今の瞬間を絵に残しておきたいと
金鐘でずっと書き続けているそうです。


25歳。ワイワイさん。
学校で映像制作を学んで’いたアーティスト。
183万もの人が反対しているがどう思うかと尋ねたら
「数字は気にしていません。真の選挙もそうですが、市民がより安定した生活ができるように
政府がどこまで動いてくれるか。
もし強制的に撤去させられたとしても私たちは決してあきらめずまた動きます」
彼女は今テント生活をしています。
香港も朝晩涼しくなってきたのでテント内は寒さを感じるがまだここにいる、と強く言っていました。

しばらく現場を歩いてたら一部が人だかり。
見に行くと、このセントラル占拠発起人の一人、香港大学副教授の戴耀廷氏(左)が
現場を歩いている様子の撮影をしていました。

撮影がひと段落したころを見計らい、ダメもとでご本人の元へ。
移動の合間の数分なら、ということで話を聞くことができました!

9月末から続く占拠行動。
戴耀廷氏は最近職場復帰すると発表したばかりです。
ですが、こうしてよく現場には来られるそうです。
色々と聞きたいことがあったのですが
時間の関係もあり、今の長引く状況をどう見ているのか、と伺いました。
「中央政府が今後どう動くか、そこを注目しています。
私たち市民の要求はこの1か月以上に及ぶ占拠行動を見ての通りですから」
発起人としてどのように幕引きを迎えようとしているのでしょうか。