◆300億ドルの予算通過、中小業企業支援措置など
立法会財務委員会で2月21日、新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行に対処するため設立する「防疫抗疫基金」の300億ドル(約4350億円)の予算申請が通過しました。
20日の香港メディアによりますと、約10時間の会議を経て賛成59票、反対3票で「防疫抗疫基金」の設立が認められました。
基金の24項目の措置のうち小売業支援に最も多くの56億ドルが充てられている。永住者に1万ドルを支給するなどの民主派が提出した臨時動議はすべて否決されました。
特区政府労工及福利局の羅致光・局長は「300億ドルの基金は主に企業を支援するためのもの」と指摘し、市民には財政予算案に期待するよう呼びかけました。
同基金は新型肺炎の流行中に企業の倒産などを防ぐのが狙いで、企業が人員削減を避けられれば収束後に速やかに社会を回復させると説明しました。
22日付「星島日報」より(写真含む)
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◆チャーター機第2便に84人
横浜港に停泊中のダイヤモンド・プリンセス号から香港市民を引き取る特区政府のチャーター機の第2便が2月21日午後9時に出発し、22日午前1時半に香港に到着しました。
同日の香港メディアによりますと、ダイヤモンド・プリンセス号では66人の香港市民が新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)に感染しており、日本にとどまって治療を受けます。
チャーター機にはダイヤモンド・プリンセス号に乗船していた香港市民のうち82人とマカオ市民2人が搭乗。
マカオ市民はマカオ特区政府が手配した車で空港から港珠澳大橋を経由してマカオに向かい、香港市民は隔離施設となっている火炭の公共住宅「駿洋邨」へ送られました。日本当局からの通達で17人がチャーター機への搭乗を認められなかったため、22日午前1時ごろ発の全日空機で香港に帰還しました。
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