香港ー新型コロナウィルス肺炎最新情報
◆「ダイアモンド・プリンセス号」から第2陣、香港に帰還
横浜港に停泊中のダイヤモンド・プリンセス号から香港市民を引き取る特区政府のチャーター機の第2便が21日午後6時に出発。
同日の香港メディアによりますと、ダイヤモンド・プリンセス号では66人の香港市民が新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)に感染。
船上には現在、約150人の香港市民がおり、うち120人がチャーター機での香港帰還を表明。船上で検査を通過した香港市民は正午ごろに下船し、観光バスに分乗して羽田空港に向かいました。
市民らは香港に到着した後、隔離施設で14日間の強制検疫を受けることとなります。
21日付「RTHK」(写真も)
mfile_1509861_1_20200221081741[1]

◆強制隔離12日間で1万3000人
香港特区政府衛生署の資料で強制隔離措置が始まった2月8日から19日までの12日間で1万3116人が強制検疫を受けていることが分かりました。
21日付『東方日報』によりますと、強制隔離となっている者のうち1万1545人が香港市民で、1571人が非香港市民。
隔離されている場所で見ると在宅隔離が1万2471人、ホテルでの隔離が461人、検疫センターでの隔離が184人となっています。
中国本土から香港に入境した者はすべて14日間の強制検疫を受けなければならない措置が8日に実施されました。
21日付「東方日報」より

◆タクシー、収入の3分の2減少
タクシー運転手が新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)に感染したことが分かり、業界では懸念が高まっています。
21日の香港メディアによりますと、汽車交通運輸業総工会九龍分会は「政府が職業運転手の需要に対応しておらず、現在、タクシー運転手がハイリスクの業種となっているにもかかわらずマスクの支援もない」と非難。
新型ウイルス流行による影響で業界の売り上げは減少し、タクシー運転手の収入は通常の3分の1となり、1日100ドルの売り上げがあればいい方とのこと。
政府がガソリン価格の低減などの支援を講じないことに疑問を抱いているほか、車のオーナーに賃貸料を引き下げさせたとしても一部の運転手は業務再開を望まないとみています。
21日付「RTHK」より(写真も)
IMG_8895
☆日本語メディア「香港ポスト」は毎日、香港、中国本土の政治、経済、社会ニュース毎日を配信中!
☆無料メルマガ登録はこちらから
※hotmail、outlook、icloud、me.comは配信されにくいので、ご注意ください