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『香港経済日報』「公共住宅の待ち時間が平均5.1年 過去18年で最高」

公共住宅の入居待ち時間がさらに延びて5年の大台に乗りました。5月12日付香港各紙によりますと、房屋委員会が11日に発表した2018年3月末現在の賃貸型公共住宅の累積入居申請(当選待ち状態)は27万2300件、前期(17年12月末)から1万600件減少。うち一般(家庭)の申請者は15万5300件で前期から200件増加。平均待ち時間は5.1年で、前期の4.7年から悪化しています。
また、非高齢の単身申請者は8800件減少の11万9000件となり、高齢の単身申請者の待ち時間は前期の2.6年から2.8年に延びました。
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『文匯報』「公共住宅の待ち時間が5年を突破 行政長官が土地の捻出呼び掛け」

房屋委員会資助房屋小組の黄遠輝・主席は「待ち時間が延びた原因を断定するのは難しい。多くの家庭が市街地の公共住宅を申請したためかも しれない」と述べたほか、土地不足は非常に深刻であることから各界に開放的な態度で理性的に土地供給の公開諮問を進めるよう呼び掛けています。
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待ち時間が5年に及ぶ最大の要因は、民間の住宅が高騰が進んでおり、手が届かなくなった市民が公共住宅を申請していることが挙げられます。
公共住宅の申請条件には収入上限がありますが、これが先に引き上げられたので、より多くの人が申請できるようになったために、待ち時間が延びたとも言えます。