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アップルデイリー24日付 
「72億ドルの観塘線延伸に多くの落とし穴、開通即エレベーター故障、乗客は長蛇の列」

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『星島日報』24日付「観塘線延伸開通、初日は11万人乗車」
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『香港経済日報』24日付「観塘線延伸開通、黄埔の店舗賃貸料が上昇」

MTR観塘線の延伸部(油麻地―何文田―黄埔間)が10月23日に開通しました。
延伸となるのは、
油麻地―何文田―黄埔間の約2.6キロ。2011年着工で、建設費59億ドルをかけ敷設されました。
この開通により、油麻地から黄埔までおよそ5分で結ばれることになり、またバスやタクシーなど従来の路面交通では30分ほどかかっていた黄埔から金鐘までの所要時間が15分と半分になるなど利便性は高くなります。

各地元紙によりますと、開通初日(23日)は、黄埔と何文田の各駅には、見物客が約11万人が押し寄せました。
始発は6時10分黄埔駅発。車両の運行自体には問題はなかったものの、計8フロアと高低差がある何文田駅では3基あるエレベーターのうち1基が故障し、加えて水漏れも発生。
エレベーターには数百人もの長蛇の列ができる騒ぎに。
さらには車両内では、何文田到着にもかかわらず乗り換え案内の表示盤が太子となるなど、一部では混乱も起こりました。

一方、今回の開通によって、黄埔周辺のミニバスの乗客は3割程度減少するとみられており、運輸署では計13路線のミニバスの縮小・削減の検討に入っています。