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天安門事件から27年経った、6月4日。
銅鑼湾にあるビクトリア公園では毎年恒例の「6.4集会(天安門事件追悼集会)」が行われました。
新聞は5日付の地元紙「明報」より。
見出しは「ビクトリア公園には12万5千人が追悼集会に参加」

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香港市民支援愛国民主運動連合会(支連会)が主催した天安門事件による犠牲者を追悼する
「6・4キャンドル集会」が、ビクトリア公園で行われました。
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午後8時に開始された集会には、およそ12万5000人が参加(主催者発表)。
参加者数は、2009年以降で最低となり、警察の推計は昨年より半分あまりの減少と報じられました。

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集会開始の直前には、英国植民地旗や「香港独立」などと書かれた旗を持った者が数人乱入し、ステージに上がって「民主的な中国の建設はいらない」などと叫びスタッフに取り押さえされました。
1人が連行された警察署前では、香港独立行動、香港民族陣線、勇武前線、科大行動などのメンバー20人余りが声援を送るなど、騒然としたなかでのスタートとなりました。
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この後は、例年通り犠牲者らへの献花、キャンドルを灯し、黙とうが捧げられるなど、およそ2時間にわたって行われました。
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一方、同時間には、香港大学と香港中文大学では「学生フォーラム」が開催。
返還後50年を迎える2047年以降の香港の前途についての討論会が行われ、香港大学では、
本土民主前線のメンバーらをゲストに招きました。
こうしたなか、香港大学生会の孫暁嵐・会長は「愛国心を基調とした追悼方式はすでに終わっている」とフォーラムで述べています。

銅鑼湾界隈は、ご覧の通り。
天安門事件にまつわるスピーチやデモが行われるなど、「6.4集会」が開始する前から、大変騒がしくなっていました。
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香港衆志のジョシュア・ウォン秘書長(写真下)の姿も。
民主化を求める声をあげていました。
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年々、若者による支連会離れが進み、主流民主派に対する反発が顕著となっています。
こうした動きが9月の立法会議員選挙にどう影響するか注目されています。