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新潟県酒酒造組合主催の Niigata Sake Festival in Hong Kong。13日に、尖沙咀にあるホテルThe Mira Hong Kongで開催されました。
今年で3回目を迎えたこのイベント、25の酒蔵が参加、およそ200近い銘柄の日本酒が香港に♪
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この日は昼間に、日本酒セミナーが開催。香港ワインアカデミーのワイン&エデュケーターのミッキー・チャン氏と新潟県立清酒研究機関【新潟県醸造試験場】場長・渡邉健一さんによるレクチャーが繰り広げられました。そして午後7時から、香港新潟日本酒祭が開催され、業界関係者以外にも一般の方も参加、日本酒を飲みながらマリアージュフードを楽しむイベントに♡
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香港人の方の日本酒への関心の高さには、目を見張るほど。
新潟の米について精通されている方もおり、産地によってどのように味が変わるのか、などといった新潟の気候と風土を理解された上で蔵元の方に聞いている人も・・・
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香港の20代の彼らは「食中にアルコールを飲むことは、これまで殆どしなかったけど、日本酒を知ってからは食事の楽しみ方が変わりました」。
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綠川酒造(株)ジェネラルマネージャーの高橋悟さん(写真下)。
「香港は亜熱帯地域なので、冷やして飲まれる方が多いですね。ですが、日本酒はあまり冷やしすぎないほうがいいものあるんです。こうした繊細な部分まで知識が行き届いていないのが今回来て分かりました。確実にニーズの高さは実感しているので、今後はどんな形で広げていこうか。やりがいを感じる市場です」。
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市島酒造(株)代表取締役 市島健二さん(写真左)、フードライターのCecillia Wongsさん、Louis Hoさん(写真左)と。
Louisさんは日本清酒文化交流会の会長でもあります。2007年に立ち上げたこの交流会、日本酒を飲んで楽しむだけでなく、製造過程、米についてなどを知り、一歩深まった日本酒の知識を紹介するもの。定期的に日本酒ディナーイベントを開催し、香港で着々と日本酒の輪を広げています。
日本の食事が好きな人が多く、米を主食にする香港では、日本酒の良さは伝わりやすい、とLouisさんは、話します。毎年開催している「日本各地の酒蔵ツアー」も定員オーバーするほどの人気なのだそう。
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主催の新潟県酒造組合会長 大平俊治さんと。ワイングラスに日本酒を注いで乾杯☆

現在、新潟の蔵元は90。この数は昔に比べたら減少はしているものの、新潟県の消費率は、決して落ちていないとのこと。県の日本酒輸出量は前年比2割増、着々と輸出拡大を狙います。

新潟の誇り、それはなんといっても新潟県醸造試験場が現存していること。
全国で唯一存在している場所なのです。こうしたなか、杜氏は減少、次世代の技術者が育っていないのが現状であり、大きな課題、と話す大平さん。
海外への進出は”黎明期”だが、確実に『世界の新潟酒』に近づけるよう発信をし続けていくと話されました。

今回のイベントは昨年を上回った400名以上が参加。
大盛況に終わりました!